オシドラサタデーで、2021年4月から放送されている「コタローは1人暮らし」
5月22日には、第5話が放送されました。
まだご覧になっていないならば、全話配信中のTELASAで初回は無料で見ることができます。
「コタローは1人暮らし」は津村マミさん原作で「ビッグコミックスペリオール」に2015年第7号から連載中のマンガで、コミックシーモアによる「電子コミック大賞2018」を受賞した作品です。
ドラマでは、川原瑛都さん演じる5歳児のコタローくんの日常を、アパートの隣の部屋に住む売れていないマンガ家狩野進(横山裕)の眼をとおして描かれていきます。
第1話はコタローが引っ越してきて、銭湯へ行き、「とのさまん」を観て、同じアパートに住む美月のエピソードが描かれていました。
第2話は何でも1人でしようとするコタローに関わっていく狩野や、他のアパートの住人について描かれていましたね。幼稚園に通うことにしたコタローでした。
第3話では、コタローの生活費を届ける弁護士の小林さんが登場、優しい人からの寄付の生活費を毎週届けていました。
”お世話になったら、お返しをする”というコタローは、小林さんを、お土産やクラッカーを鳴らして歓待し、お弁当つくりを手伝ってもらった美月をピクニックに誘い、狩野の編集さんとの会話に同席していました。
第4話では、コタローの通う幼稚園の清水で行われる”こどもまつり”に狩野を始めとするアパートの清水の住人+弁護士の小林さんも手伝うことになった顛末が描かれていましたね。
ヤキモチをやくコタローはかわいかったです。
また、田丸とその息子勇太のことが描かれ、勇太は父親に会いたくてアパートの清水を尋ねてきますが、約束を守れない大人にはなってほしくない田丸の気持ちから、泣きながら帰っていきました。
第4話の最後に、1ヶ月だけ103号室に引っ越してきた人が現れました。彼は一体・・・
ドラマ「コタローは1人暮らし」第5話あらすじ
103号室に引っ越してきた青田は、コタローと仲良くしたいと銭湯や幼稚園に一緒に行くことを願い出ます。
コタローは、狩野に断って青田と行動を共にすることにしました。
青田にコタローのことをどこまで知っているのかと聞かれた狩野は、「本人が言いたくないことを わざわざ聞くんじゃないよ」と答えます。
青田はいったい何者?
弁護士の小林が探偵であることをつきとめました。何故コタローを探っているのか、田丸はお金を払って尋ねます。美月、狩野、小林も一緒です。
コタローの父親に息子を探すよう依頼を受けていること、コタローの父親はコタローへの接触禁止命令を受けているので、例え知らせたとしても法がコタローを守ることを話します。
そこへ、コタローが入ってきて銭湯へ行こう、青田をいじめてはいけない、と言うのでした。
次の日、青田は早朝に出ていったと言って、コタローは狩野に幼稚園に一緒に行ってほしいと頼むのですが、父親がやってくるかもしれないと思う狩野、美月、田丸はコタローを守ろうと周りを囲みます。
「守る必要などない」「わらわを弱きもの扱いするでない」とコタローは不機嫌です。
狩野は思い切ってコタローに尋ねます。「何故1人暮らしをはじめたのか?」
コタローの返事は「強くなるためぞ」
青田は父親には、別のアパートの空き部屋の住所を伝えていました。コタローは、青田が銭湯でせっけんの泡でひげを作ったことから、父親を知っていると感づいていて、強くなるまで父親に伝えるのは待ってほしいと頼んでいたからでした。
接触禁止を命令されるほどのことがあったのは、自分が弱かったから。親から受け入れられないのは、自分が無力だから。強くなった自分なら、父親も愛してくれて また一緒に暮らせる。
コタローはそう思っているのではないかと、自分の経験もあって青田はコタローの申し出を受けたと狩野たちに伝えました。
狩野は幼稚園の帰り道、コタローにアパートまで競争しようと提案します。
狩野はコタローに負けてしまうのですが、ライバルがいたほうが強くなれるので、一緒に強くなろうとコタローに言うのでした。
現実にぶつかった時に、それを乗り越えることができるように強くなっていてほしい、との願いからです。
アパートの前で青田に会ったコタローは、仕事の仲良しではなく本当の仲良しと言って青田と握手をかわしました。
ドラマ「コタローは1人暮らし」第5話評判
SNSでは、狩野を演じている横山裕さんの評価がうなぎのぼりですね。
佇まいからして原作の狩野のまま、とか、狩野の気持ちが優しいことがしっかり伝わってきますとか。
このドラマでは、周りの大人がしっかり見守ってはいるけれど、踏み込まないというところが良いですね。
原作から社会の問題をいくつも含んでいるのだけれど、重くなりすぎずしっかり心に残るように作られているところも良い評価に繋がっています。
今回も、アパートの清水の住人に癒やされましたね。
大家の清水さんのパートは、ちょっと気を緩めることができて、ここもほっこりしましたね。
毎回話題にのぼる”このドラマはフィクションです”は、今回は、コタローと一緒にいれずに1人で弁当を食べる狩野のペットボトルのお茶のラベルでした。
ドラマ「コタローは1人暮らし」第5話まとめ
今回は、コタローの父親にコタローを探すことを頼まれた探偵が、コタローと仲良くなるために使った遊びが、コタローにとっては父親との忘れがたい思い出であったことが根底にありました。
狩野が知ったコタローは、
- 青田が一緒に銭湯や幼稚園に行きたいと言えば、青田と行く。そしてそのことを狩野に断る。
- 強くなるために、訓練を怠らない。
- 誰かに守ってもらわなければならない弱いものと思われたくない。
一緒に強くなろう!と言う狩野でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。