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月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」第3話ネタバレ

2022年1月24日第3話が放送されました。

見逃した!という方は、Tverで、1話から見たいという方はFODでご覧くださいね。

ドラマ「ミステリと言う勿れ」は、田村由美さんのコミックが原作。原作の世界観そのままに、現実を踏まえての作品になっているとSNSでの評判も上々です。

第1話では、主人公:久能整(くのう ととのう)が、家の近所でおこった殺人事件の犯人と疑われ、最寄りの警察署(大隣署)で担当刑事さんたちに尋問されたのですが、逆に担当刑事さんたちの問題を解きほぐすような返答を繰り返します。

かつて冤罪事件を起こした青砥成昭は、もう一度事件を調べ直すと決心しました。

身重の妻を抱える池本優人は、ゴミ捨てがゴミを集めるところから始まっていると知って、自分でやってみて妻の大変さを知りました。

ペットの死で遅刻をした風呂光聖子は、ペットが愛されていたことを知っていたので死ぬところを見られたくなかった、と聞き感動します。

そのようにして会話だけで、登場人物の人となりが紹介されました。

第2話では、整が慌てて乗ったバスがバスジャックされてしまいます。

犬童オトヤがナイフを出してバスジャックした と言い出しました。乗客たちはナイフの恐怖に言うことを聞き、指示に従います。

トイレ休憩に公園のトイレに行った時、整はメモの切れ端に大隣署に連絡してくれるように書いて、石の下にはさむのですが。。。

バスは、滞りなく犬童家に到着。そこでも、オトヤと乗客に紛れていた兄のガロは、乗客たちに話をさせていきます。

乗客たちの人となりを知りたかったバスジャック犯

それは、連続殺人事件の最初の被害者となってしまった犬童アンジュが、バスから降りた後行方不明となったため、乗客の誰かと行動を共にしたのではないかと考えたからでした。

一方大隣署では、連続殺人事件の現場には行けなかった風呂光が、自分のできること(聞き込み、バスの調査)を懸命にしていました。そして、公園のトイレで整のメモの切れ端を見つけ、殺人事件の被害者同士は知り合いではなかったことを突き止め、犬童家に警察を誘います。

第3話 あらすじ(ネタバレ)

バスジャック犯は、誰が犬童アンジュを殺したのかを知りたいのです。

犬童ガロは、今までに犯した最も重い罪は何かと聞きます。

翔は「お前なんか死んじゃえばいい」と口にしたこと。まさか本当に死ぬとは思っていなかったと静かに話ました。

乗客の奈良崎は、自殺した部下の遺族にお前のせいだと責められ、また定年退職した途端、妻は子供を連れて出ていった。自分が悪かったとは思わない。はっきり言われないと対処できないと言います。

整は、奈良崎に仕事では人の気持ちを察することができるのに、部下や身内にはそのスキルを発揮しないのか、と問いました。

奈良崎は、生きて帰れたら、部下の墓参りと妻の実家に行くと整に返事しました。

運転手にも聞いてみると、子供の頃金魚を触っていたら死んでしまって、家族に怒られるのではないかと思い、隠したことと告げました。

そこに、警察の面々が入ってきます。

事件の顛末が語られます。整は、絵は左ききの人が描いたのではないか、犯人が背を向けることができる人は仲間ではないか、と予測を立てて翔に問います。

翔は、乗客たちが身の危険を感じた時の反応、逃げるチャンスがある時の行動、人の命をどう思っているかを観察していたと言いました。

犯人を知る手がかりになったこととしては、翔にとっては「生き埋めにされた」という言葉、整にとっては見えなくなるようにカーペットの下にいれこむという行動。

刑事さんたちが、署までご同行を というと、バスジャックではなくバスハイクだった、犬童さんたちは悪くないという乗客たち。

一件落着かと思いきや、整がカレーを作っているところに、送られてきたのは切断された右手首から先。大隣署に持っていき誰のものかを確認する整。

犬童家の人たちは、警察の眼を逃れて船で移動していました。

そこへ、アンジュの部屋から漂流郵便局からの葉書があったと知らせが届きます。漂流郵便局とは受け取る人のいない手紙を出せるところ。そこでアンジュの葉書を見つけ、ジュートという人に頼もうと書いてあったことがわかりました。

アンジュが何故、バスに乗ったのか知りたい犬童家の人たち。バスジャックのお話は終わっていません。

大隣署の風呂光さんは、事件は犯人が捕まったら、もっとスッキリすると思っていたけれど、思っていたのとは違い怖くなったと言っていましたね。

整がひとのマネをすることに気づいた翔。小さい子供が誰かの気を引きたくてする行動だと言い、小さな整は誰の気を引きたかったのか、と整に問います。

また、会えるといいですね。

第3話 感想

原作のあるお話ではありますが、脚色されているので、別物として考えるべき、と感じた第3話でした。

翔と名乗っていたのが、我路で、アンジュの兄。整が下手の横好きレベルという絵を描いた本人でした。ガロと名乗っていたのはハヤという名で、ハヤとオトヤは我路のいとこたち。

第1話でも働く父親が家庭を蔑ろにすることが出てきましたが、第3話でも家庭を顧みず退職後家族に出ていかれた人が登場しました。第1話で、池本さんが「父親に文句を言っているようだった」と言っていたことを思い出しますね。

整の人となりは、まだ紹介されていないし、友達はいない設定なので、生い立ちなどは明らかにならないのでしょうが、どうやら愛情に満ちた子供時代を過ごしたわけではないようです。想像しながら、観ていくのも楽しみ方の一つではないでしょうか?

”犯人が捕まったからといって、事件が解決したわけではない”というのは大きなテーマですね。現実としても。問題の解決は、どのようにしたら良いのでしょう?二度と同じような事件が起こらないようにすること?当事者にとっても?

第3話で、犬童アンジュから始まる連続殺人事件の犯人は捕まりました。けれど、アンジュが何故バスに乗ったのか?具合の悪そうだったアンジュを見て見ぬふりをした他の乗客たちはどうだったのか?

大きな問を残して、第3話は終わりました。今回も見終わって考えこんでしまいました。

月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」第3話まとめ

見終わって、すっきりとしない所がこのドラマの興味深いところなのかもしれません。

ドラマを見ているだけなのに、様々なことを考えさせられています。整の膨大な言葉も今回は少なめであったように感じましたが、不思議に思うこと、ちょっとした仕草、小さなところに人の本質が現れてしまうという人間観察は圧巻でしたね。

原作では、広島に展覧会を見るために行くのですが、ドラマでは大阪に行くようですね。新しい視点も入り込んでおり、次回もまた、楽しみにして待ちたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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