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2021年3月の天体ショーを紹介!見上げてご覧、夜の星を

夜空を、そっと覗いてみませんか?

ちょっと、顔を上げて。

月や星たちの織りなす世界が広がっていますよ。

と言っても、2021年3月には月食とか、スーパームーンとか、流星群とかは期待できません。

月が満ち欠けするようないつものことを、ちょっと気を付けて見てみると、素敵な想いが湧き上がってきませんか?

そこで、2021年3月に天体で起こるショーのことをお知らせして、見ていただこうかなと考えました。

  • 3月15日~17日の月
  • 3月19日~20日の月の周り

朧月夜かもしれませんが、見ることができれば、いい気分になっていただけるのではないでしょうか?

2021年3月15日 三日月

春の三日月は、ワイングラスの底のように、月の下の部分が光って見えます

お月さまに乾杯!という感じ。

三日月なので、日没から30分から1時間で西の空に沈んでしまいます15日の午後6時20分ごろの西の空、沈みかけていますが、見つけてください。

16日、17日と月はだんだん太く、光っている部分は右のほうが少し高くなって傾いてきます。夜空に見える時間は長くなりますので、見つけやすくはなってきますね。

春の三日月と違って、秋の三日月は右から太くなっていきます。春と秋では、月が大きくなっていく方向が違います。

これは、私達の住む地球から見た太陽の通り道が、春は地平線に対して傾きが大きく、秋は地平線に対する傾きが小さいことに原因があるからだそうですよ。

春は、ほぼ月の真下に近いところから太陽の光を受け、秋には、真横に近い位置から太陽の光を受けているそうです。

いずれにしても、3月の三日月は寝ているような、コップの底のような形に見えるということですね。

2021年3月19日

3月19日の西の空には、月が両手に赤い星を引き連れているところが見えます。

月の左にアルデバラン(おうし座の1等星)右に火星で三角形を描いているようです。

夜11時ころに月が沈むまで見ることができるので、月を見たら、両側の赤い星も見てくださいね。

20日には、月のほうが後ろからついていくような感じに見えるのではないかしら。

おうし座は、ギリシャ神話では大神ゼウスの変身した姿と言われていて、美女エウロパに近づいて連れ去った先をヨーロッパというようになったそうですね。

アルデバランは、うしの右目にあたりますね。赤い星は、表面の温度が低い星だそうです。といっても3000度。太陽の表面の温度が6000度ということから割り出された数字だそうです。

では、火星も温度が低いのか、というと、火星は地球と同じく惑星なので、自分で光っているのではなく、太陽の光を反射していて赤くみえていることになります。

火星の表面が酸化鉄で覆われていることは、バイキング探査機による調査でわかっていて、その土の色が赤く見える理由と説明されています。

赤い星でも、その赤い色の成り立ちは違うということですね。

アルデバランは1等星、火星も明るい星なので、見つけやすいのではないでしょうか?

2021年3月の天体ショーのまとめ

2021年3月の夜空では、

  • 3月15日三日月は、寝ているような、グラスの底のような形。
  • 3月19日20日は、月とアルデバランと火星の三角形を見ることができる。

晴れていたら、日没後西の空を見たり、夜空を見上げたり、してみませんか?

春と秋では三日月の光っているところが違うこと、アルデバランと火星の赤い色の違いについても書きました。少し知って、興味を持っていただけたら嬉しいです。

夜空を見上げて、ちょっと日常を離れて素敵な時間をお過ごしください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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