あなたは、「初心者ですが家庭菜園で果物も収穫してみたい」という希望を持っていらっしゃるのではありませんか?
- 「桃栗三年柿八年」と言われるように、時間がかかるのではないかしら
- 私の家庭菜園では無理ではないかしら
- どうしたら果物を収穫できるのかしら
私も本当にできるの?と思っていましたが、栽培をはじめ多くの人に教えてもらいながら試行錯誤しながら、今では季節ごとに自作した美味しい果物を食べています。
一度果物ができるようになってくると、毎年収穫することができ、毎年の味の微妙な変化を楽しむこともできますよ。
あなたも果物を収穫できるように、私が実践している栽培のコツと注意することの一番大切なところをお話していきます。
最後まで読んで、是非果実を収穫してください!
Let’s try!
尚、一番好きな果物でよく取り上げられるイチゴですが、多年草の実のため、野菜と分類されている場合もあります。1年草の仲間であるスイカ、メロンも野菜と分類されることがあるので、ここでは樹になる実という意味の果物について話していきます。
初心者が家庭菜園に果物を植える場所はどこがいい?
鉢でも育てることはできるし、冬の寒さに耐えられない果物は、鉢植えの方が場所を替えることができるびで良いかもしれませんが、長い年月を家庭菜園で育てるということで、地面に植えて育てるやり方でお話しますね。
初心者でも種から育てることもできますが、収穫までの時間が長くなるので苗を購入することをお勧めします。
家庭菜園の広さや向きには夫々事情があるとは思いますが、理想を言えば次のようになります。
- まず、大切なことは、日当たりが良い場所を好む樹が多いので、日当たりが良いこと。
- 次に、成長すると剪定してあまり大きくしないこともできますが、ある程度は大きくならないと美味しい果物はできないので、空間も必要。
- 植える土は、水はけと水持ちが良いこと。
- 加えて、樹が大きく成長するためには、根が充分にはびこることが大切なので、大きく掘って育ちやすい土にできる場所。
樹が大きく育った後を想像して、植える場所を決めてくださいね。木陰もできますよ。
初心者が家庭菜園に植えた果物の樹にも肥料が必要
地面に植えるとずっと同じところで成長することになりますので、植える前に充分肥料を入れておくことが大切です。
植える所に、苗の根の長さの2倍くらいの深さを掘って、そこに堆肥、腐葉土などの肥料を入れて土を戻し、苗を植えてくださいね。苗の根に肥料が当たらないようにするためです。
これは、野菜や花でも同じですが、根に直接肥料が当たると、そこからすぐに肥料成分を吸収します。
一時的に栄養豊富状態にはなりますが、肥料の成分は土からなくなり、結果長い期間栄養成分の少ない土地で育つことになります。栄養成分が偏って吸収されることになってしまうわけです。
なので長い時間をかけて成長する果物の樹の場合は特に、ゆっくり時間をかけて効果のある肥料が必要になってきます。
堆肥、腐葉土などの有機肥料は土の中の微生物の活躍で植物が吸収できる成分に変わるので適していると思っています。
できれば、有機肥料だけで育てたいということであれば、家庭で出る生ゴミを有機肥料にすることもできますね。
追肥は、成長が盛んになる3月頃、花が咲く前、実がついた後、の3回は必要です。樹の周り、根がある先に入れます。
初心者が家庭菜園に果物を植えた後、気をつけることは?
樹にはいろいろな虫がやってきます。花にやってきて受粉をしてくれる有益なものばかりではないことが残念なことです。
葉に糞を見つけたら幼虫がいる痕跡だと思って観察することと、成虫を見たら卵を産み付けられないように取り除くこと、が果物の樹を育てていく上での注意点です。
特に厄介な虫を紹介しておきます。
カミキリムシは樹の中に卵を産み付け、幼虫が幹の中を食い荒らします。幹の中から枯れていきます。
ネキリムシは、夜行性なので見つけにくいですが、根が切られて枯れてしまいます。
コガネムシの幼虫も、根を食べてしまいます。カブトムシの幼虫と似ています!
見つけたら、取り除くこと!
樹の様子が変だったら、虫の存在を疑いよく観察してください。
園芸店などでは、様々な殺虫剤が売られていますよ。小さな文字で書かれていますが使用時期をよく確かめて使う、殺虫剤の成分を吸い込まない、などの守るべき注意点はしっかり理解して使ってください。
まとめ
果物を家庭菜園初心者が収穫したい時の栽培のコツと注意点をお話しました。
- 植える場所は、日当たりが良く、大きく育てることができる広さがあり、水はけ水持ちが良い土があるところ。
- 肥料は、年に3回。
- 害虫がやってきていないか、樹の変化を観察する。
実がなるまで、じっくりゆっくり観察しながら、おいしくなれと思いながら、育ててくださいね。
実ができるほど大きくなってきたら、風通しを良くするために枝の剪定をします。
実ができる頃には鳥がやってきたり、実に卵を産み付ける虫もいるのでネットをはったり、袋掛けをしたほうが良いものもあります。
このように、果物には成長の過程で様々な手入れが必要です。
そのようにして毎年、美味しい果物をいただいています! 是非味わってください!