野菜

【家庭菜園】採れた野菜を売ってもいいの? 疑問にお答えします!

家庭菜園でたくさん野菜が採れました。とっても喜ばしいことですが・・・

採れた野菜、家族で食べて友人にもおすそ分け、近所の人にももらってもらって、それでも食べきれないくらい採れちゃった時、どうしてますか?

ずっと置いておいて腐ってしまったら困るし、何かいい方法はないかしら?と思っていたところ、「直売場で売ったら」という提案が・・・それって大丈夫?本当にできるの?

誰に聞いたらいいのか、ってことさえわかりませんでした。

はてぴよ
はてぴよ
家庭菜園で採れた野菜、本当に売れるの? 

そこで、役所と産直品を売っているお店に聞いてみました。手続きはそれぞれ必要ですが、売れます!

直売場で売るには

家庭菜園で作ったとしても採れた野菜は売ることができる、そのためには管理が求められるということがわかりました。

生鮮野菜を衛生的に保つこと

野菜を販売するための指針は、農林水産省のホームページに野菜の衛生管理に関する情報の項があり生鮮野菜を衛生的に保つためにー栽培から出荷までの野菜の管理指針(令和2年9月18日公表)が掲載されています。

家庭菜園で採れた野菜であろうとも、食中毒とか起こすわけにはいかないので、この指針は守らなければならない。チェックシートが参考になりますね。

出荷者が店舗運営者に協力すること

農業者が農産物・加工品を搬入する店舗運営者向けの衛生管理のための手引書が全国農業協同組合中央会から出されています。販売のためのルールですね。

産直市とかスーパーマーケットとかの運営をされている方々はこれに則って店舗運営をされていると思われるので、この中の参考資料:出荷者の皆さんに協力いただきたい事項は守っておきましょう。

野菜を売ろうとしたら、野菜が商品になるので、だれが、どのようにして育てたか、をはっきりさせておかねばなりません。買う側に立ってみれば当然なことです。

具体的には、使った農薬の名称・使用量・日付けなど売り場の責任者さんが必要と思われること。つまり、生育の記録が適正にされているものであることが重要です。

産直市の責任者に会おう

役所では、出荷者を探している産直市の責任者の人に連絡できると言っていただけました。

産直市の責任者といえば、農業に従事されている方々なので、ちょっと躊躇ってしまいますよね。農家の方々が認めてくださるようなものを作らなきゃ

価格について

価格の設定は、こちらですることが多いようです。農協などの団体に加入すればそこでの基準もあるかもしれませんが。

これが大変なことですよね。どうやって価格を決めたらいいんだろう?

世の中で売られているものには全て価格がある、ことに驚くほど自分で価格を決まるのは難しいことのように思います。

”市価の半値くらいでいいんじゃないか”とおっしゃる方もおられますが、農家の方々のじゃまにならないように、しかも売れなかったものを取りに行くのも大変なので、できれば全て売れるように、と欲はつきないので市場調査は必須。

何度も出していると、そのうちわかってくるから”との言葉もいただきました。

買ってくださった方の笑顔を思い浮かべながら、価格を設定してみましょう。

直売場以外で売るには

自分の菜園で直接売ることもできますね。今までおすそ分けしていた近所の方が不審に思われるのは困りますが。

直接売るとなると、買いに来てもらうために宣伝する必要がありますね。形が悪いとかの不都合な事実を伝えて、納得して買ってもらえるのはありがたいです。

ネットを使って販売する という手段もあります。これも宣伝が必要です。

採れた野菜をwebにあげて、注文してもらった後送付することになりますが、多くの種類を常時出荷できる必要があると思われるので、一人でするには家庭菜園を超えてしまいますね。

同じ考え方を持っている仲間が大勢いたら、できるかもしれません。会社組織では、されているところがありますもの。

地域のイベントに出店する という手段もあります。イベント主催者が賛同してくれて、イベントに合わせて収穫できれば可能ですね。出店料に見合うだけ収穫物が必要です。

売れた時の税金は

農産物を売って得たお金は、農業所得となり事業所得ということになります。確定申告で1月1日から12月31日の1年間で受け取った金額(収入)と、そのために使ったお金(経費)を計算します。

なので、もしも家庭菜園で作った野菜を売るかもしれないならば、種や苗、肥料の代金を払った日や相手がわかるように記録しておきましょう。機械を持っておられるならば、機械代の原価償却とか、動かすための油代とかも経費になるそうですよ。

計算すると、どうでしょうか? 私の場合は、趣味の範囲のせいかもしれませんが、経費が結構かかっていて、はっきり言って赤字。

家庭菜園だと、農業用水は使えないので水道代もかかるし、経費以上に収入を得るのは、端境期に売れるなどのラッキーがないと難しいかなと思っています。

確定申告をしても、家庭菜園からの収入で所得税を払うことは少なそうです。

まとめ

家庭菜園で採れた野菜を売ることはできます

直売場やスーパーマーケットで売るには、それぞれに手続きや細かい約束事はありますが、最低限のこととして

  • 衛生管理を徹底すること
  • 売り場のルールを守ること
  • 買ってくださる方に喜んでいただける作物を作ること
  • 価格設定は欲張らないこと

実際に家庭菜園で採れた野菜を売っている方々からは、買ってくださった方からの”おいしかった”とか”いつもありがとう”の声は励みになるといったお話も聞くことができました。

近くに産直市か産直品を販売しているスーパーマーケットがあれば連絡してみてください。出荷者を探しておられるところもあり、家庭菜園で作ることとは違う楽しみを みつけることができるかもしれません。

その他、直接販売するには、宣伝が必要ですが、自分の菜園に来てもらったり、ネットを使ったりすることもできます。また、出店できそうな地域のイベントがあれば、そこで売ることもできますね。

家庭菜園で野菜がたくさん採れたら、廃棄する前に売ることも考えてみてはいかがでしょう!

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