定年退職後、思い描いていた楽しみを満喫中でしょうか?
定年退職した後も次々仕事が舞い込み、同じ生活が続いている という方もいらっしゃるように聞いております。また、収入を得るために引き続き働いておられる方もいらっしゃるでしょう。
日本人の平均寿命(男性80.98歳、女性87.14歳)は世界の中でも長いほうですし、健康寿命も(男性72.01歳、女性74.79歳)長いことが知られていますね。(引用:生命保険文化センター、2016年)
あなたがもし、退職後、生活を存分に楽しんでいるけど、何か物足りない と感じておられるようなら、シルバー人材センター(以下、センターと略します)をオススメします。
センターとは何か、センターに入るにはどうしたらいいか、をお話した後、実際に入ってみた経験をお話していきます。
字を読むのは、少々つらいかもしれませんが、最後まで読んでいただければ、きっと人生の次の扉が開けていくと思います。
シルバー人材センターとは?
高年齢者が働くことを通じていきがいを得るとともに、地域社会の活性化に貢献する組織です。 引用元:全国シルバー人材センター事業協会
市町村単位に、全国に1335(令和1年度)の事業所が設置されています。
- 業務としては次のようなものに分けられます。
- 臨時的かつ短期的なもの
- 特別な知識あるいは技能が必要ではあるが軽易なもの
- ボランティア活動をはじめとする様々な社会参加の場の紹介。
働き方には、委任・請負、派遣といった働き方があります。”働いている”といっても、一定した収入の保証はありませんし、必ず就業できるわけでもありません。
仕事を発注するのは、地域の家庭や企業・公共団体などで、センターと委託契約を結んでいます。
センターは、会員として登録した人の中から適任者を選んで仕事を遂行していきます。派遣の場合は、センターが会員を雇用して、派遣する形をとっているようですね。
さて、どんな仕事があるかと言えば、例えば
- 家事サービス(掃除、洗濯、留守番など)
- 除草、屋外清掃
- チラシ・ビラ配り
- 運搬
- 建物管理
- 筆耕・宛名書き
- 庭木などの剪定
- 障子のはりかえ
- 農作業
必ずあるとは限りませんし、事業所によっては全く違うかもしれません。
仕事によっては、決まった人にお願いしたいということで、1年分を決めたり継続されたりしていて、空きがない場合もあろうかと思われます。
シルバー人材センターの登録の仕方
登録するには、条件があります。
- 原則60歳以上の健康で働く意欲がある
- センターの趣旨に賛同すること
- 入会説明会を受け、入会申込書を提出する
- 定められた会費を納入する
入会説明会の日程については、住所地のセンターに問い合わせるか、市町村の広報などでも知ることができますね。オンラインで入会説明会をしているところもあります。
春、秋には入会説明会が行われることが多いです。また、”シルバー人材センター”と書かれた服を着ている人を見かけたら、声をかけて聞いてみられるのも良いかと思います。
センターの趣旨とは、働くことで生きがいを見出すこと、と地域社会の活性化に貢献することで、決して職業紹介所ではない、ということかなと思っています。
会費は2000円~4000円ほどでしょうか、これも事業所によって異なっています。
シルバー人材センターに登録してみた!
登録してみました!
仕事の依頼は電話でした。必ず出ることができる電話番号をお知らせしておきましょう!
仕事を教えてくださったのは、センターの会員さんでした。その人がやっている方法でやり方を伝えてくださいました。違う人は、違うやり方で。そうやって自分のやり方ができるようになっていきました。
いつも同じ仕事を依頼されるわけではありません。特別な知識や技能を持ち合わせてはいないので、依頼はさまざま。
また、センターからのお知らせで何かの募集を見かけたら、応募しました。採用されないことも、仕事自体がなくなってしまうこともありました。
センターからのお知らせは、仕事の紹介だけではありませんでした。社会参加の場も紹介していただきました!
社会参加といっても過去にしたことはほんのちょっぴりしかありません。できないんじゃないか と不安に思っていましたが、”やってみない?”と声をかけてくださる方がいらっしゃって、連れて行ってくださいました。
こんなふうに、センターでは、様々な人に出会いました。定年までは、職場と、地域といっても比較的環境のよく似た人達としか接していなかったことに気づきました!
登録してよかったことの一番は、多くのいろいろな人の話が聞けたことです。
人間関係は難しいことを知っている人達と、関係を築くことができるところです。そして、最近のことを忘れることができるようになってきたことが幸いしています。
お金を頂いています!
センターからいただくお金は”分配金”という名前です。確定申告では”雑所得”。都道府県で”最低賃金”がありますが、残念なことに、賃金ではないので、最低賃金に満たないこともあるかもしれません。
退職後の楽しみの一つとして、シルバー人材センターに登録してみた まとめ
定年退職をして、楽しく暮らしているけれど何か物足りない、という方にシルバー人材センターをオススメしました。
働くことで生きがいを得ると同時に、地域社会の活性化にも貢献できます!
あなたには、あなたの知らない力がきっともっとあります。
したいことは、たくさんありますよね。
その中の一つに加えていただいて、一緒に楽しみを増やして頂けたら嬉しいです!
具体的なことは、あなたの街のセンターに問い合わせてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。